協力隊活動日誌 【月浦の樹齢130年の梅から作られる梅漬け】
洞爺湖町の月浦にある樹齢130年を越える梅の木があると聞いた瞬間から、人生初めての「梅酒づくり」は、この梅でつけてみたいと思いました。
月浦は、映画「しあわせのパン」の舞台にもなり、それはそれは、洞爺湖の景観が美しい場所。
日差しが照りつける7月、「今日、梅を収穫するからよかったら採りにきたらどう?」と連絡をもらい、はじめての道にとまどいながら、静かな小道を走りぬけ、絶景の中島を背後に山の斜面をぐんぐんのぼっていくと、そこには、圧倒的な存在をはなつ梅の木々がありました。
樹齢130年の神秘的なたたずまいの梅の木
これが樹齢130年の梅の木!大きいとみとれていると、「今年は、実がそれほど多くないんだけれどね、よかったら収穫の体験してみる?」と温かく出迎えてくださりました。
梅の木のはじまりは、先代が四国からこの地にきたときからはじまった
「四国から洞爺の地へやってきたとき、梅の木をご先祖様が植えてくれた。そして、その青梅をうったり、その過程で、梅漬けをつけるようになり、もう4代目になるんです。」
そんなお話を聞きながら、雄大な時間が育んだ梅の木には、ご先祖様がずっと先の未来につづく家族の幸せを願って梅の木を植えておられる様子が目に浮かぶようでした。

一粒一粒、丁寧に収穫されます
梅の木が、これだけの長い時期、実をつけてくれるのには、木の選定をはじめ、たくさんの労力がかかります。そうして丁寧に育てられた実は、傷つけないようにと、下にシートをひき、大粒の梅がどんどんと収穫されていきます。

収穫されたばかりの梅は、どう加工されるのか?それは、代々受け継がれてきた、シンプルな原料ながら、やさしい昔ながらの味わいを楽しめる「梅漬け」へと変身します。
この梅漬けは、どこで買える?
実は、知る人ぞ知るこの梅漬けは、とても人気の商品で道の駅でも飛ぶように売れてしまいます。
洞爺湖町では、道の駅あぷた、そして地場産品協同組合の直営食堂「とうやマルシェ」で購入ができます。
リピーターになる方も多いようで、私自身もごはんのおともに冷蔵庫に欠かさずはいっています。
130年の梅づけは、どこで味わえる?
この梅漬けが、おにぎりの具で味わえる!
こちらの月浦の樹齢130年の梅からつくられる梅漬けを、洞爺湖町を訪れた際に、ぜひ味わってみたい!という方へのおすすめは、
洞爺湖温泉街にある、北海道洞爺湖町地場産品協同組合の直営食堂「とうやマルシェ」を訪れてみてはいかがでしょうか?
とうやマルシェでは、贅沢にこちらの梅漬けが入ったおにぎりを味わえます。お米は、洞爺湖町の外にはほとんど流通しない135年続く農家さんの洞爺地区の財田で生産されるお米。相性は地元の方もお墨付き。
大粒の梅漬けで、人生初の梅酒づくりを

さて、収穫したての青梅を、ウキウキした気持ちで持ちかえり、さっそく、ホームセンターで材料を揃えました。梅仕事の時期なのか、スーパーでも、氷砂糖が山積みに・・
さて、念願の人生初の梅仕事。どんな梅酒ができるのか?愛がつまった樹齢130年を越える梅の木からとれる梅だもの、きっと美味しいくなるに決まっている。と慎重に作り方をみながら、願いをこめてつくりました。
御協力いただいたみなさま、ありがとうございました!
最後になりましたが、収穫のお忙しい中、温かく出迎えてくださったみなさま、ほんとうにありがとうございました!そして、読者のみなさま、記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
梅好きの方は、ぜひ、月浦名産の梅漬けをお手にとってみていただければ幸いです。
(R3.9.17 協力隊員中川 編集)