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国際交流

中国安徽省黄山市との国際交流について

現在洞爺湖町は、近隣7つの市や町の自治体や観光協会が連携して結成された「北海道登別洞爺広域観光圏協議会」に参加しております。近年、中国での北海道を舞台にした映画の大ヒットなどで、北海道観光への人気は高く、中国人個人観光客に対する査証の発給緩和などにより、多くの観光客の入り込みが期待されます。
今後拡大が予想される中国からの観光客の誘致のため、安徽省黄山市及び周辺都市との観光誘致と親善交流を目的に官民一体となって活動を展開しております。

安徽省黄山市とは
 安徽省黄山市は人口およそ147万人、安徽省の南に位置し、上海から南西約450キロ、バスで5~6時間程の場所にあります。3区4県を管轄下に置き、数多くの名所旧跡を有し、中国国内はもとより日本からも多くの観光客が訪れる中国でも有数の観光地です。中でも黄山区には、中国で最も著名な山のひとつ“黄山”と、すばらしい風景と汚染のない自然環境に恵まれた“太平湖”をとりまく黄山ジオパークがあり、すべてを巡ると一週間かかるといわれて
いる一大観光リゾート地です。

世界遺産の山“黄山”
 黄山は、その独特なまでの自然風景、豊かな資源、重厚な文化の蓄積によって、中国では唯一の世界文化遺産、世界自然遺産、世界地質遺産という「三冠」を獲得した景勝地です。珍しい岩と松からなる光景はすばらしく、切り立つ断崖絶壁の迫力に圧倒されます。伝説の仙人が住む世界を彷彿とさせる独特の景観から、古代から「黄山を見ずして、山を見たというなかれ」といわれ、数多くの歴代の文人が訪れました。

黄山の恋人“太平湖”
 黄山のふもとに広がる太平湖は、1970年代に造られたダム湖で、安徽省で最大の人口湖です。美しい湖水と雄大な黄山とが互いに引き立てあうように青山の起伏が連なり、湖水がどこまでも透きとおり、湖には島々が玉のように点在しています。優れた環境は優れた物産を生み出すといわれるとおり、“竹の里”“お茶の名産地”としても知られ、多くの漢方薬材にも恵まれています。平成21年7月、太平湖と洞爺湖は、両方の地理的環境が似通った上、文化の雰囲気も互いに適合することから、二都市間の友好交流発展のため「友好湖」の交流協力協議書を締結しました。